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住宅ローン【フラット35】金利動向~2020年どうなるか~2020.01.17

今回のシンセイブログは、建築会社らしく、住宅ローンの金利動向についてお伝えしていきます。

先日、フラット35金利が3ヶ月連続で下がったというニュースを目にしました。

2019年はフラット35の金利が史上最低金利を記録した年なんだそうです!

元号が変わり、消費税増税など多くの変化があった一年でしたね。

参照:ARUHIマガジン(https://magazine.aruhi-corp.co.jp/0000-2876/)

 

2019年の長期金利の大幅低下は5月~6月、7月~8月の二段階で発生しています。この期間に何があったのでしょうか。

5月~6月にかけて、ここで起きていたのは米中貿易問題です。

GW明けに米大統領が中国からの輸入製品への関税を引き上げ、これに対し中国が報復措置で対抗したことによる関税合戦です。

この貿易摩擦により、世界経済の懸念が広がり、世界的に長期金利が下がっていったとのこと。

 

さらに、7月末から10月まで米FRBは景気減速に備え、政策金利を徐々に引き下げていきました。

この政策金利の利下げは2008年リーマンショック以来10年ぶりという一大事となり投資家たちは一斉にリスクオフに動いたのです。

こうして債券価格が上がり、利回りは下がるということで長期金利はさらに低下しました。

 

このように、日本だけでなく世界中の金利は、全世界の世界情勢に大きく関係してきます。(特に、米国ですが…)

また更に、最近は日本国債の海外保有率が上がってきていることにも注目できます。

海外投資家の行動が国際価格に及ぼす影響が大きくなってきているそうです。

基本的に日本国債の利回りは満期まで持っていると損をしてしまうことが多く、短期で売買する海外のディトレーダーが日本国債を売り買いしています。彼らの動向が長期金利に影響するということです。

 

2020年前半までは特に米中貿易協議の行方が日本の長期金利に影響し、フラット35金利に影響していくことが見込まれます。

ちなみに、東京オリンピックの後に国内の景気が後退して長期金利が下がるのでは…?という意見もあるようです。

真実はいかに!?

 

※本文はARUHIマガジンより引用しております。(https://magazine.aruhi-corp.co.jp/0000-2876/)