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超高齢化社会到来!ホームエレベーターにおける地震発生時はどうなる!?2020.03.27

相変わらず、日本だけでなく全世界的にコロナショックに見舞われ、本来通りの生活が出来なくっている今日この頃…

今年はひっそりとご冥福をお祈りした方も多いのではないでしょうか、3.11東日本大震災から早9年が経ちました。

何があっても忘れてはいけない一日ですね。

当時、エレベーター内に閉じ込められたという事案が全国で200件ほど報告されています。

 

というのも、平成21年より以前の建築基準法では「地震時管制運転装置」と「停電時自動着床装置」の設置が義務付けされていなかったのです。

あの日から、もちろん新しいエレベーターには両装置が設置されていますが、現在でもリニューアルなく当時のまま使用されているエレベーターには注意が必要です。

ただ、その建物の建てられた当初の法律に適合している為、違法にはなりません。

しかしながら、地震大国日本なのに、法律がこんなにも遅く改正されていること自体に驚いている方も多いのではないでしょうか。

    

 

  

 

※地震を感知して、一番近い階に停止し、ドアを開くこと

※停電になっても、非常時蓄電池により電源供給し一番近い階まで自動的に運転すること

上記がこの装置の条件です。

そして、今日の超高齢化社会。ご自宅にホームエレベーターを設置されるご家庭も増えてきているのではないでしょうか。

ホームエレベーターの場合は、昇降行程7メートル以下の場合は、地震時管制運転装置は不要となっていますが、それ以外にも安全装置を設置しなければならない法律があります。

〔建築基準法施工令第百二十九条第三項第二号〕

二 地震その他の衝撃により生じた国土交通大臣が定める加速度を検知し、自動的にかごを昇降路の出入り口の戸の位置に停止させ、かつ、当該かごの出入り口の戸及び昇降路の出入口の戸を開き、又はかご内の人がこれらの戸を開くことができることとする装置。

 

ホームエレベーターでも、各種災害において安全性が重視されており、文字表記において避難運転の案内が表示され、センサーにより挟まれることなく開閉動作が行われるような仕様の製品もあります。

これからどんどん、需要度が高まってくるホームエレベーター。

大切な家族のためにも、安全に安心して使えるものがいいですよね。

 

国の法律ではまだ災害時に対して安全性の低いエレベーターへの対処法は進んでいるとは言えない現状です。

しかしながら、住宅メーカーでは、より安全で快適な暮らしを私たちに提供してくれています。

 

コロナも含め、いつ何が起きても、安全で健康的に対処できる社会環境に変化していってもほしいものですね。